英語学習の参考書や解説というのは、あえて分かりづらくすることで、英語学習を断念させようとしているのかと思ってしまいます。
不定詞(ふていし) Infinitives
よく書いてある説明には、「to + 動詞の原形」により、名詞(〜すること)、形容詞(するための)、副詞(するために)の働きをするもの、とあります。
- I like to play soccer.
- She buys a book to read on the train.
- He works hard to buy a car.
これらが「不定詞」と言われても、いまいちピンときません。
そもそも「不定」とは何?
不定とは、定まっていないこと。
何が定まっていないのか?
もう一度 例文を見てみます。
- I like to play soccer.
- She buys a book to read on the train.
- He works hard to buy a car.
英語では、主語により、その後に続く動詞が様々に変化します。like, buys, works という感じに。
しかし、不定詞と呼ばれる「to」の後ろを見てみると、すべて原型(変化していない)です。
不定詞は、英語で Infinitives といいます。
無限の、非限定的な、というラテン語からきています。
つまり、主語が何であっても限定されない、
という意味です。
to は何?
不定詞の to は、前置詞の to とは異なります。
前置詞の to は、
I go to school.
のようなものです。
不定詞の to は、
I want to swim in the sea this summer.
のようなものです。
「今年の夏は、海で泳ぎてぇな〜」
というニュアンスで、3 月頃に学校で友達と話しているシーン想像してください。
未来の事を話しているわけです。
不定詞は、これから起こる未来の動作を表しています。
未来への to なのです。